- インドアの子どもたちに外での活動を増やしたい
- 自然なコミュニケーションの機会を増やしたい
そんな思いを抱いている親御さんに向けた記事です。
この記事は、
- 家族との関係性に悩んでいる
- インドア生活で外に出ない子どもにもっと活動的になってほしい
- ゲームやネットで大半の時間を消費している子どもの対処法を探している
そんな方々の参考になればと思います。
本記事では、庭の草取りを息子と一緒にやったことによるメリットを実感したのでシェアしたいと思っています。
全ての子どもに当てはまるわけではありませんが、外での活動(とりわけ手軽で日常に即した活動)を一緒にすることで自然なコミュニケーションの機会を得ることにつながるからです。
<この記事を書いている私はこんな人>
- 3児の父(8歳、6歳、4歳)
- 専業主夫2年目
- 元看護師
- 田舎の戸建て住宅住まい
不登校気味の息子へのアプローチとして草取りにメリットを感じた話
マリオカートにハマっている息子の日常
わが家には不登校気味の息子がいます。
3人兄妹の長男、今は小学3年生です。
そんな息子の日常は、テレビでマリオカートをして、世界記録(世界1位)に追い付こうとすること。
集中力はすさまじいものがありますが、ゲームを1日何時間でもやっても「まだ足りない、もっとやりたい」と言う息子。
不登校は本人の意思として受け入れている
学校に行かないこと自体は気にしていません。
それぞれの特性だったり、合う合わないもあるでしょう。
登校を無理強いしたところでメリットはありません。
タイミングは本人に任せています。
懸念点は家でのゲーム生活
不登校は良しとしても、ゲームに大半の日常を支配されている現状については少し懸念しています。
はっきり言っておきたいと思いますが、ゲーム自体に否定的なのではありません。
ゲームのメリット
ゲームは、
- 頭を使って思考力を鍛える
- 指先を使うので器用さもUP
- 共通の話題を通じて仲間とコミュニケーションの機会になる
- 楽しくて笑えて笑顔になれる
- 成功体験を味わえる
- 1人でもみんなでも楽しく遊べる
さまざまなメリットがあります。私も昔から大好きです。
ゲームのデメリット
ただ、ゲーム中心の生活になると感情のコントロールが不安定になる気がしています。
快楽物質アドレナリンの過剰な分泌は、平穏な日常生活ではありえないからです。
「もっと」「もっと」と、足りないループに入るのが目に見えています。
そしてある種の忍耐力もなくなります。
うまくいかない→リセット 最初からやり直し
実世界はそんなことできないからです。
(何度もトライするという忍耐力は尽きますが、それもアドレナリンの作用。。。)
ゲームの合間に自然に触れる時間を増やしたい
とにかく、ゲームの割合が大きいほど精神状態が不安定になりかねないと感じています。
そんな懸念を少しでも和らげるべく、なるべく外での活動を増やしたいなと感じている最近です。
自然相手にしているときは、新しい発見や感動があり、感性も養われ、もくもくと作業する間は自分との対話になるからです。
今日は草取りを誘ってみた
弟と妹は自主的にお手伝いに来てくれた
小1の弟と保育園の妹は、私が庭で草取りをしていたらニコニコしながら出てきて手伝ってくれました。
その時、小3の長男はマリオカートに夢中です。
全員家に戻って、ゲームを交代した後、
少し間を空けて長男にも声をかけました。
長男にも別時間に「草取りしよう」と声をかけた
「少し画面から離れる時間も必要だから、一緒に庭の草取りをしよう!」
最初はイヤイヤだったのがヒシヒシと感じられました。
帽子なし、手袋なし、サンダルというスタンスでした。
やってるうちに変化した息子の感情
でもそのうちにどんどん前のめりになっていくのが伝わりました。
(息子)
- 「お父ちゃん!大根みたいな草があったよ!」
- 「僕は太い根っこがスッと取れたときが気持ちいいんだよね」
- 「小さい方が取るのが難しいね」
- 「今日の日記はこれを書こう!」
そんなコミュニケーションをとりながら、楽しく草むしりをしました。
天気も良く、とても爽快な気分になりました。
息子が一緒に草取りをするメリット
ここで今日感じた「息子が親と一緒に草取りをするメリット」について考えてみます。
- 外に出るきっかけになる
- 自然に触れてうまくいかないことを覚える
- 日光に浴びる
- 自分と対話する時間を持てる
- 親との自然なコミュニケーションの機会が得られる
- 作業中は無言の時間がこわくない(待てる)
- 自分なりの楽しさを見つけられる
外に出るきっかけになる
「草取りに」と言うと外に出るきっかけになります。
普段家の中が好きなので、外に遊びに誘っても消極的です。
作業という名目があると仕事として頼みやすいのです。
「手伝ってほしい」「助けてほしい」と頼りにされるのなら(たぶん)嫌な気はしないでしょうしね( ´艸`)
自然に触れてうまくいかないことを覚える
ゲームの世界ではうまくいかないとリセットできます。
別のゲームに切り替えることもできます。
自然界が相手だと全て思い通りに行くなんてことはありません。
それが楽しいんですけどね、まずは体験が大事です(^^)
日光に浴びる
セロトニンやビタミンDは日光を浴びることで体内で生成、吸収されます。
セロトニンは夕方にメラトニンとなり、夜眠れるように作用してくれます。
生活リズムを整えるのに効果的ですね。
ビタミンDはカルシウムの吸収を促進されるため、骨の成長を助けてくれます。不足気味の日本人には必要な栄養素です。
自分と対話する時間を持てる
もくもくと草を相手に作業してると、自分自身との対話の時間になります。
ゲームをしていたら目まぐるしく過ぎる場面に、自分との対話の時間なんてありません。
でも人間がメンタルを保つために必要なのは内省です。
静かな時間を確保して、自分との対話をすることが非常に重要だと感じます。
親との自然なコミュニケーションの機会が得られる
作業の中での会話は自然です。
力が抜けた状態で会話できます。不思議と攻撃的にも感じません。
雑談しようかな~という気にもなってきます。
大事なコミュニケーションの機会ですね(´ω`*)
作業中は無言の時間がこわくない(待てる)
メインは作業なので、相手からの返事を待つことが苦ではありません。
そのことが、返答の自由度を増し、考える時間を与えてくれるのです。
- 返答に焦らされない。
- 緊張感を生まない。
リラックスした中で自然な会話ができる要因ですね。
自分なりの楽しさを見つけられる
草取りと言っても、種々の草が生えています。
- 自分なりの効果的な草取りの方法を見つけたり、
- 好きな草や花を見つけたり、
- 鳥の声や川の音を聞きながら癒されたり。
目的はあくまで草を取ることですが、その中で自分なりの楽しみからを見つけられるのも良いポイントですね(´ω`*)
まとめ:息子が親と一緒に草取りするメリット7選
メリットを7つまとめると、
- 外に出るきっかけになる
- 自然に触れてうまくいかないことを覚える
- 日光に浴びる
- 自分と対話する時間を持てる
- 親との自然なコミュニケーションの機会が得られる
- 作業中は無言の時間がこわくない(待てる)
- 自分なりの楽しさを見つけられる
となります。
単なる草取りでも、子どもたちと一緒にやると親も楽しいです(*’▽’)
もう少し大きくなったら誘ってもやらないでしょうね(笑)
今だけなんだろうな~という時間の尊さを感じながら、本日の記事のまとめとさせていただきます☆
ご覧いただきありがとうございました!