看護師のスキル

【私も理論家になりたい!】看護理論家になるための6ステップを解説!

看護師が勉強をしている風
  • 看護師として長くやってきたけど、看護理論家にはなれないの?
  • どうやったら看護理論家になれるの?

そんな疑問にお答えします。

海外にはナイチンゲールやヘンダーソンなどの著名な看護理論家がいますよね。

日本にも日本独自の文化を背景として考えられた理論があり、それを提唱した看護理論家がいます。

その例を見ながら、次に理論家になるための流れをステップ形式でお伝えしていきます。

私は看護師として15年働いたのち、退職。今は子育てのかたわらライターとして生活しています。

日本にもいる著名な看護理論家5人を紹介

まず日本の看護理論家として著名な5人と、彼らの理論の特徴を以下のように箇条書きで紹介します。※敬称略

  • 石田進一郎
  • 岡田章子
  • 富田恵子
  • 高橋三枝子
  • 松田昌子

石田進一郎

特徴: 日本の看護教育の発展に貢献した教育者。

理論: 看護過程の重要性を強調し、患者中心のケアを提唱。

岡本章子

特徴: 日本における看護理論の先駆者の一人。

理論: 家族看護の重要性を強調し、患者の社会的・文化的背景を重視。

富田恵子

特徴: 看護管理とリーダーシップに焦点を当てた理論家。

理論: 看護師のリーダーシップとチームワークの重要性を説く。

高橋三枝子

特徴: 看護倫理と看護教育における権威。

理論: 倫理的観点からの看護ケアの重要性を強調。

松田昌子

特徴: がん看護と慢性疾患管理の分野で貢献。

理論: がん患者とその家族への緩和ケアの重要性を強調。

 

これらの理論家は、日本の看護教育、実践、管理、倫理の発展に大きく貢献しています。彼らの理論は、日本の文化的、社会的背景を反映し、患者とその家族、地域社会との関連を重視しています。また、リーダーシップや倫理的問題に焦点を当てることで、看護師の職業的成長と実践の向上にも寄与しています。

どうしたら看護理論家になれるのか?道のりを6ステップで解説

ここで、どうしたら看護理論家になれるのかを6STEPで解説します。

*これはChatGPTによる解説に私の持論を付け加えたものです。

  1. 看護基礎教育の充実:
    • 看護の基本教育を修了し、看護師としての基礎知識と技術を身につける。
    • つまり、まず看護師にならなければ話にならないということ。
  2. 臨床経験の積み重ね:
    • 様々な看護の現場で働き、豊富な臨床経験を積む。
    • これにより、実践の中での課題や必要性を理解する。
    • つまり、机上の空論ではなく、看護師として現場で様々な体験をする必要があるということ。
  3. 高等教育の追求:
    • 大学院レベルの教育を受ける。
    • 修士課程、博士課程で看護学を専攻し、看護理論や研究方法について学ぶ。
    • つまり、臨床現場にて看護経験を積んだ上で再度学問を学んだり研究にいそしむということ。
  4. 研究活動:
    • 独自の研究プロジェクトを計画し実行する。
    • 看護の実践や教育に関する研究を通じて、新しい知識や理論の開発に寄与する。
    • つまり、現場での経験の上に過去の研究などから学びを重ねることで、自分の言葉として落とし込むことが重要となる。
  5. 専門分野の確立:
    • 特定の看護分野や興味のあるトピックに特化し、その分野の専門家として知識を深める。
    • 研究の分野を絞るということ。
  6. 論文や書籍の出版:
    • 研究成果を学術誌や専門書に発表し、看護学の知識や理論の普及に努める。
    • ここまでいくとハードルはかなり高そうですが、研究したことを書面で発表する段階。
  7. 学会やセミナーでの発表:
    • 学会やセミナーに参加し、自身の研究や見解を発表することで、看護学界内での認知度を高める。
    • 書面で発表したことを学会などで広める、意見を求めるなど。
  8. 教育活動への参加:
    • 大学や研究機関で教育活動に携わり、次世代の看護師や研究者の育成に貢献する。
    • 研究をもとに現場の看護師にフィードバックして評価していく。
  9. ネットワーキング:
    • 他の看護理論家や研究者との関係を築き、共同研究や情報交換を行う。
    • さらに多くの考えを深めていく。

まとめ:道は険しいが看護理論家を目指すのもあり?

現場主義!という看護師さんでなければ研究の延長にある看護理論家を目指すのもありじゃないかと考えます。

ただし看護理論家になるためには、長期にわたる教育と研究、臨床経験が必要です。

また、自分自身の興味と情熱を追求し、看護学における新しい知見や理論の発展に貢献する意欲が重要になります。

なかなかハードルは高そうですが、臨床現場での疑問などから考えを深め、段階的に学習をすすめ、理論を追求していくことで看護理論家を名乗れる日がくるかもしれませんね。

つまり、目指す価値アリ。