- 学校を休みたい
- 行きたくない
- 疲れた
そんな突然の子供の一言に、親はどう対応していいか…これは迷いますよね。
そんなとき親である私たちは、
- どうして休みたいの?と理由を聞きたがる
- 休んだら勉強に遅れるから行きなさい!
- 休み癖がついてしまうから今日は頑張れ!
ついそんな対応をしがちです。
親としては【子どものために】と思っての行動なのはよくわかります。
しかしこのとき、実際には子どもは何を求めているのでしょう?
親としてあるべき姿、子どもの望む親の対応を考えてみました。
私は元看護師の3児の父。
現在は専業主夫をしています。
子どもたちは7歳、6歳、4歳。
それぞれ小2、年長、年少です。
昔から子育てに向き合ってきて実践してきたこと、今の子育てで直面していることを書いていきます。
『こんな考え方もあるのか』と1つの例として捉えていただけたら幸いです。
目次
子どもが『疲れたから学校行きたくない』と言ってきたらどうするか?
子どもが「学校に行きたくない」と言われたらどう対応しますか?
その理由が『疲れた』だったらあなたはどう思いますか?
もしかしたら自分の価値観を押し付けて、
と言う人もいるかもしれません。
あるいは、
と質問して親が介入して問題解決に向かう人もいるかもしれません。
難しいですよね。正解は子どもの数だけあると思っています。
私の場合はこう伝えます。
と。
『いやいや、それはただの甘やかしだ!』
『子どものためによくないよ』
『仕事も休まないといけないから困るし』
と考える親御さんもいるでしょう。
しかし、私はあくまで子どもたち目線で考えることが重要だと考えています。
私も以前は共働きでした。が、幼い子どもたちに寄り添うために2年間お金を貯めて仕事を辞めました。
今は貯金切り崩し生活です。
それは、子どもたちに関われる【今】が大切だと考えたのです。
時間は2度と戻らないですからね。
要はあなたの人生の優先度(人生観)の問題であり、子どもたちに向き合う覚悟があるかないかの問題です。
子どもが学校行きたくないと言った時に親が取りがちな行動
冒頭でも言いましたが、子どもが問題を抱えたらついつい親として解決してあげたいと考えてしまうもの。
- 学校に行った方がいい
- 一度休むと休み癖がついてしまう
- 友達からいじめの原因になる
- 勉強が遅れる
そんな親の価値観を押し付けがちです。
親だから子どもに教えるのは当然?
親の意見を伝えるのはよくないことなのか?
親の価値観を押し付けるのは一方的でよくないでしょう。
子どもにとっては、親に否定され叱られていると感じます。
しかし一方で、《正しいかどうか》とは切り離して、あくまで【親個人の考え方】として伝えるのはアリでしょう。
『私はこう考えているよ』と。
ただし、その前にもまず絶対的に必要なことがあります。
それは、子どもの話を全力で聞くこと。
親の意見を言う前にすべき行動
子どもの気持ちを
無条件に受けとめる
ということ。
つまり、傾聴です。
実は子どもは最初から《親の意見》は求めていなかったのです。
『自分の気持ちを素直に受け止めてくれるのか?』
そこだけを大事にしています。
子どもの話を全部聞く前に親の意見を伝えると、子どもは【自分の気持ちを否定された】【叱られている】と感じます。
そして、正直に気持ちを伝えることを諦めます。
ですから親はただ、子どもの話をさえぎらずに聞いて『そうかそうか』と共感すれば良いのです。
素直に気持ちを話せる場が家庭にあることの重要性
なぜ話を聞くことが大切なのか?
現代では、子どもたちが自分の気持ちを話せる場が減っているからです。
昔のようにさまざまな年代が入り混じったコミュニティがありません。
だからネットで自分の意見を書き込み、真摯に聞いてくれる人や共感してくれる人に心を開いていくのです。
たとえそれが詐欺や罠だとしても。
つまり、家庭内に自分の話を聞いてくれる環境があるのなら、そもそも外に居場所を求めないと思うんです。
もちろん子どもが全てを親に言うわけではありませんが、
【なんでも言っていい】環境には安心感があります。
その環境を作るのが、まさに幼少期の子どもを持つ親の役割だと考えています。
まとめ
子どもが学校に行きたくないと言ってきたら…
理由が『疲れた』ならきっと子どもは疲れている。
素直にSOSを出してくれる今を大事にしよう。
親は子どもの気持ちに寄り添い、安心して休ませてあげよう。
それが今の子供の安心感につながり、将来わたって家庭に子どもの居場所を作ることとなる。