- 子どもが宿題をやりたがらなくて困っている
- どうしてやらないのか理解できない
そんな親御さんも多いのではないでしょうか?
私も、今まさにその一人です。
ここでは、<子どもがどういう思考によって宿題をやりたがらないのか>を考えられるだけ考えて、子どもの立場にたってみたいと思います。
私は3児の父であり専業主夫です。
以前は看護師をやっていました。
子どもに関わりたくて仕事を辞めました。
そんな私は以前【宿題をやりたくないならやらなくてよい】私が子供に『宿題しなさい』と言わない理由という記事を書きました。
本来、宿題はやらされるものではない
という持論があったからです。
当時は、親が言わなくても最終的には子どもは宿題を頑張っていました。
だから本人の考えに任せようと思って親は口に出さなかったのです。
しかし今は、
- お休みが終わっても宿題に手をつけず、
- 宿題が終わってないからと言って学校を休む。
- 休んでも宿題には手を付けない。
- そして「ゲームがやりたい」と言う。
そんな理不尽な…Σ(゚Д゚)
目次
宿題をしない理由はなんだろう
その理不尽な言い分に、ついつい腹が立ってしまうのです。
そんな自分に自己嫌悪もありますが、宿題をすれば気が楽になるだろうに。。それからゲームした方が楽しめるだろうに。
そんな思いが先走って、つい言ってしまうのです。
その壁の向こうに楽しいゲームがある。
壁は高いけど弱い。
だから叩けば簡単に壊れるんだよ。
なのになぜ壊そうとせず、ジャンプで乗り越えようとするんだ?
もちろん聞いても子どもは答えません。
ただシクシクと泣きながら顔を背けて外を見ています。
あとから冷静になって振り返ると反省の気持ちもあふれてきます。
ですから、今回は『そんな子どもの気持ち』を考えてみたいと思ったのです。
今回のケース
簡単に概要と、時系列で時間の流れをお伝えします。
概要説明
今回主役の息子は小学校3年生の長男。
小学校1年生の次男はゴールデンウイーク前日に宿題を一気に終わらせた。
その時、長男は横で次男をからかうように「そんな宿題簡単だよ」と言って、ただ見ていた。(一緒にやればいいのに。。。)
そしてゴールデンウイーク休み明け。
長男は「休みたい。1日心の準備で休めば次の日から行ける」と言って学校を休んだ。(ちなみに次男も「休みたい」と言って学校を休んだ。)
この時点で長男は宿題にまだ手を付けていない。
ゴールデンウイーク休み明け初日
- 長男は午前中からゴロゴロ。
- 次男は活発に運動したり作品作りしたり活動している。
親としては、「休み疲れで学校を休むことはある。だからしっかり休めばいい。ただ、やるべきことはやって、準備はするべき」と考えていた。
だから子どもにも、
と伝えていた。
しかし、
- 長男は宿題に手を付けない。
- 次男は何も言わずに時間をつぶしながら待っている。
長男「ゲームやりたい…」
私「終わった?宿題終わったならいいよ」
長男「…(泣く)」
なぜだ!?Σ(゚Д゚)
算数はやったが残りはやらない
宿題は全部で〖算数問題集、漢字の書き取り、日記〗の3つ。
長男は、算数の割り算が「わからないから教えて」と。
私は(「今さら何を言ってるんだ。わからないのに問題を後回しにしてたのか。」)と急に腹が立ってしまって、
とつい声を荒げてしまった。
その結果、頑張って調べたようで算数の問題約60問は終了。
そして残りの日記と漢字には手を付けず、何を言ってもひたすらシクシクと泣いて最後まで手を付けなかった。
なぜ子どもは宿題をやりたがらないのか?
ここまでの出来事から、子どもはなぜ宿題に手を付けなかったのかをいろんな方面から考えてみたいと思います。(箇条書きで)
問題は、
- 宿題に問題があった
- 父の対応に問題があった
- 息子に問題があった
- 兄弟関係に問題があった
という分類に出来ます。個々で見ていきましょう。
宿題に問題があった
- 宿題が難しかったから
- 宿題がつまらないから
- 日記がどうしてもやりたくなかったから
- 漢字がどうしてもやりたくなかったから
父の対応に問題があった
- 自分で解決した割り算を認めてほしかったのにスルーされたから
- 途中もガミガミ口を挟んだから
- 笑顔がなく不機嫌そうな表情だったから
- 怖がらせてしまったから
息子に問題があった
- ゲームが気になって勉強に手が付けられなかったから
- 時間が過ぎて焦りにつながって目の前に集中できなかったから(ゲームの時間が減る!と)
- 眠さがあり少しグズり(反抗心)が生まれたから
- 算数の割り算で力尽きたから
兄弟関係に問題があった
- 待っている弟を、より待たせたかったから
- 弟に待たれていることがプレッシャーとなったから
- 先に終わらせた次男と比べられたと思い卑屈になったから
- 宿題を終わらせた次男をうらやましく思ったから
原因のまとめ
- 宿題に問題がある場合は本人の捉え方の問題なので親が介入するところではありませんね。
- 親の対応で問題があったとすると、頑張りを認めてあげられなかったこと、ガミガミと口を出したことでしょう。つまり、子どもの課題を親の課題と勘違いして対応した点にあると考えます。
- 息子に問題があった場合、責任を取るのは息子です。これまた親の出る幕ではないでしょう。
- 兄弟間での問題の場合も含め、家庭のルールづくりや親が第一人称で過去の話をするなどで対応すべきだったのかもしれません。
どう対応すればよかったのか?
アドラー心理学に習うと、自分の課題と他人の課題の分離が必要とのことです。
しかし、まだ子どもの判断力が乏しい場合は親がルール作りや環境調整をすべきだとも思います。
というわけで結論は、
- 子どもの課題には口出ししない
- 家庭内で統一したルール作りをする
- 勉強できる環境を整える
これに尽きるのではないかと思います。
これからの親としての心構え:〖課題の分離〗
親が子どもの宿題の面倒を見る…ということは課題の分離が出来ていません。
ただし、子どもがヘルプを出してきたらそれは応じてあげる責任があります。親ですから。
- 子どもの行動を待つ
- そして子ども自身が望んだ結果を得られたのならそれを喜ぶ
これをしっかりと意識したいと思います。
逆に、親としてしてはいけないこと
- 子どもの課題なのに宿題をしなさいと言う
- 親がルールを破る
- 親がルールを気分や感情でコロコロと変更する
おわりに:今回の学び
- ルールの元では家族はみな平等であるべき。
- 感情で流されてはいけない。
今回の一件から、大人が率先してルールを守る姿を伝えなくてはいけないということを学びました。
そのために「ルール作り」から子どもを巻き込んでいきたいと思います。
一緒に作ったルールの元で快適に、ストレスなく生活をすることが大切な気がしました。
引き続き、親子の関わりについて経過を記事にこのしていきたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。