我が生涯に
一片の悔いなし!!
この言葉をご存じでしょうか?
アニメ「北斗の拳」の強敵、孤高で最強の男ラオウが敗れたとき、最期に放った一言です。
ラオウのカッコよさに読者が憧れ、この名言と生き様は多くのファンを魅了しました。
そしてこの言葉は、読者が自分の人生と照らし合わせて考えたときにも非常に心を揺さぶる一言です。
なぜなら、
誰もが自分の人生を悔いなく生きたい。
しかし、思い通りに生きるのはとても難しい。
一度『こう生きる!』と決めたのに、気持ちが揺らいでしまうことは多いです。
なぜでしょうか?
その理由は、人間の意志は弱いからです。
思っている以上に、自分の意思なんてものは簡単にへし折れます。
<人間の意志は弱い>
現代の増えすぎた情報に惑わされたり、
手間なく楽しめる誘惑(SNSや動画配信サービスなど)に時間を奪われたり。
そうこうしているうちに意思はゆらぎ、
本来やると決めたことに迷いや戸惑いが出始める。
そしてラクな方へ、ラクな方へと流されてしまう。。。
ハッ!と気付いたときには「何をやっていたんだ自分は…( ノД`)」と自己嫌悪に陥る。
そんな毎日を繰り返してしまっている人も多いのではないでしょうか?
私もその一人です。
この記事は、
- なんとなく毎日を過ごしてしまっている人
- そして自己嫌悪を抱いてしまっている人
- 何をすべきか取捨選択できていない人
そんな人に読んでいただきたいと思っています。
この記事を読むと、
◎悔いのない人生を送るためにどうしたら良いか
がわかります。
<記事を書いている私はこんな人>
私は元看護師の専業主夫です。
多忙で不規則な看護師を辞めて、家族のために専業主夫となりました。
子どもと家事は好きなので主夫でいることに不満はありません。
ですが、やるべきことがあるのに貴重な空き時間をムダに過ごしていることが多いのが悩みです。
収入が半分以下に激減したにもかかわらず、です。
どうしたら今すべきことに注力できるか。。。
そこで、自己嫌悪の毎日から抜け出そうと考えたのが本記事の対策です。
私は看護師として多くの人の最期を見てきました。
人生の最期は、その人が「どう生きてきたか」の集大成といえる場面です。
ムダなものが削ぎ落されてシンプルなものだけが残る。
「果たしてこの人は幸せだったのだろうか」そう考える最期もあります。
自分が描く幸せな最期を迎えるために、今できることを考えましょう。
目次
悔いのない人生を送るためには「最期」から逆算する
- 今何しよう?
- 今日は何して過ごそうかな?
- これからの人生どうやって生きていこうか?
そんな風に【今】をスタートとして考えると、「無限の時間と可能性」があるように錯覚します。
しかし、人生には限りがあり、実際にはそれほど時間は長くはないのです。
最も効果的でわかりやすいのは「最期」をイメージすること。
〖どんな最期を迎えたいか〗から逆算して、今やるべきことを考えます。
では具体的にどのような順序で考えたらよいのか。
次から見ていきましょう。
〖どんな最期を迎えたいか〗を鮮明にイメージする
なるべく鮮明にイメージすることが重要です。
「死」をイメージすると人間は危機感を覚え、一種の焦りが生まれます。それが重要です。
これは私のイメージする例えです。
- ベッドの上で最期を迎えている
- そのベッドは病院ではなく自宅
- 周りには子どもたちや孫に囲まれて、惜しまれて天に召される
- 感謝の言葉を言われながら最期を迎えられる
- 自分自身は家族の幸せのためにできることをしたと満足感がある
そんなことをイメージします。
すると、こんな最期を迎えるためには「どういう自分であるべきか」を考え始めます。
その最期を迎えるためにはどういう自分であるべきか?
例えば、
- 人として尊敬されている
- 他者に苦労を見せない人
- 愚痴や不満をこぼさない人
- 感謝される人である
そんなことが見えてきます。
そして、そのためには
- 今からしっかりと家族と向き合いコミュニケーションを取る
- 家族が喜び、笑顔になるような行動をする
- 家庭内が安らぐ場所になるために夫婦喧嘩はしない
- 栄養をしっかり摂れるように食事に気を遣い、不自由させない
などなど具体的な対策が浮かんできます。(これはあくまで私の例えです)
さらに、そのためすべきことも細分化して考えます。
【あるべき姿】を実現するための具体策
先ほどの「理想の最期を迎えるためにすべきこと」をさらに具体化して考えます。
- 家族間でも挨拶はしっかりと目を見て丁寧にする
- 家族に意識的に笑顔で話しかける
- 子どもたちだけでなく妻への気遣いや会話も大切にする
- お菓子ばかりでなく子どもたちが食べられるよう食事を工夫する
など、行動レベルの具体策になっていきます。
今日やるべきことが見えてくる
そこまで考えられると今日をどう過ごそうか見えてきます。
- よし、今日は子どもたちが飽きるまでとことん遊んであげよう!
- 今日は奥さんの会話を遮ることなく集中して共感しよう!
- 子どもたちが苦手な食材を食べやすくする工夫を勉強しよう!
などです。
大事なことは、
理想とする姿(最終目標)と、今日の行動が一直線上につながっていること。
この考え方が〖仕事〗〖趣味〗〖健康管理〗など全てに応用できます。
仕事を頑張ったと納得して最期を迎えたいなら、
⇒仕事で成果を出すために今すべきことは何か?
趣味を楽しんで満足して最期を迎えたいなら、
⇒趣味を継続して楽しむためには今何をすべきか?
健康を維持して最期まで過ごしたいなら、
⇒健康で長生きするためには今何をすべきか?
〖理想の最期〗からイメージを飛ばして徐々に具体的に考えていけばいいのです。
結論:自分がどういう最期を迎えたいかで今すべきことは変わってくる
『我が人生に一片の悔いなし!!』という思いで最期を迎えるためには、
- 自分がどういう最期を迎えたいか考える
- その最期を迎えるためにはどうあるべきか考える
- そのために今何をすべきかを考える
この順序で今すべきことを明確にすることで、余計なことに迷ったり悩んだりせずに自分事として意識が向くでしょう。
コツは紙に書き出して可視化すること
頭で考えただけではすぐに忘れるのが人間です。
「人間の意志は思っている以上に弱い」と知ることも大切です。
常に目に入るように、紙に書き出して可視化することが効果的です。
- どういう最期を迎えたいか?
- そのために何をすべきか?
紙に書き出して見えるところに置いておきましょう!
毎日のコツコツが自分の成長につながり、理想の人生につながると信じています。
多忙な時間から抜け出し、一度ゆっくりと自分の人生について考えてみることをオススメします。
もしかしたらあなたも、「こんな時間の使い方じゃ自分の理想に近づけない」と思うかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございました。