夢見た個人投資家はRIDEの上場廃止から何を学んだ?
これからの投資においてどんな学びがあったのか?
ローズタウンモーターズの上場廃止は私にとって記憶に新しい出来事です。
というのも、投資を始めてから最初の「大失敗」と言っても過言ではないからです。
同じ思いをした方もいらっしゃるのではないでしょうか(;´・ω・)
テスラがグングン伸びて、それに続くんじゃないかとローズタウンモーターズの大進化を信じて投資した結果、上場廃止となり資金は消え失せた…泣
- 個別株への投資の失敗を初体験
- 自分の資産が消え失せる経験
- 他人の情報に踊らされて自分で調べることをしなかった
- 自分で理解できる範疇(はんちゅう)を超えた投資の末路
そんなことを経験できた貴重な体験だったと感じています。
これらの体験が、そこから先の投資方針にどのような影響を与えたのか振り返ってみたいと思います。
投資を始めて間もない方の参考になれば幸いです。
<記事を書いている私はこんな人>
- 個人投資家
- 2019年・20年あたりから株式投資を始めて今年で4,5年目
- 米国・全世界のインデックス投資メイン
- 米国・日本株高配当投資も併用
- 以前は米国株のグロース株(成長株)投資も行っていた
目次
ローズタウンモーターズの上場廃止
アメリカの電気自動車メーカーの「ローズタウンモーターズ」は2023年6月に経営破綻しました。
ローズタウンモーターズは2019年に発足して、20年に特別買収目的会社(SPAC)と合併することにより上場した企業です。
「テスラみたいに電気自動車メーカーの成功の再現だ!」と夢を見て投資をしていた人も多かったですよね。
イメージ画像の車はめちゃくちゃカッコよかったですし、
アメリカで一般的な【ピックアップトラックのEVメーカー】と言われたら期待もしますさ。
全盛期は本当に、連日RIDEの情報が溢れていましたからね。
そんな情報に心躍らせて投資していたのは。。。私( ;∀;)
ローズタウンモーターズへの集中投資の末路
ローズタウンモーターズは株価は非常に不安定でした。
まだ実績を上げてもいない(車が完成もしていない)のに、夢と希望だけで投資をしていました。
当初、周りの評価や期待値も高かった記憶があります。
現地の情報を発信するユーチューバーの発言に一喜一憂していました。
徐々に暗雲立ち込める状況となっても、一度投資した夢はなかなか覚めないものでした。
株価が下がったら「買い」と思って買い増す。
株価が上がったら「ヨシヨシ」と思って買い増す。
そんなことの繰り返しでした。
そして2023年経営破綻で上場廃止となったのです。
私の投資額は無残にも消えてなくなってしまいました(´;ω;`)
ローズタウンモーターズの上場廃止から学んだこと:堅実投資の重要性
これら一連の出来事から学んだことをまとめます。
- 実績がない企業には投資しない
- 周りの評価は信じない
- 私のような初心者個人投資家にグロース株投資は無理
- 初心者は黙って全世界か全米のインデックス投資をドルコスト平均法
- それ以外は、やっても高配当ETFでリスク分散された投資
企業の評価が出来ない時点で、個別株への投資は地に足がついていないのです。
完全に夢を見て、浮足立っていました。
そしてコワいのが、一度夢を見るとなかなか引き返せないということです。
つまり、途中から引き返すことは至難のワザということ。
損切りが難しいならインデックス投資か高配当株投資のみ
グロース株は企業の決算を定期的に評価して、合格でなければ切るという潔さが必要です。
タイミングを逃したら大損します。
個人投資家ではなく機関投資家(プロ)と同じ土俵に立つからです。
(ヾノ・∀・`)ムリムリ
知識ない、時間ない、勇気ない。
そんな私はグロース株投資からそそくさと足を洗いました。
そして、インデックス投資と高配当株投資により注力していくのでした。
なぜインデックス投資と高配当株投資にしたか
それぞれの投資手法が私にとってどのようなメリットなのかをまとめます。
全米・全世界株インデックス投資のメリット
①幅広く分散されているのでリスク回避となるから
もう投資先の倒産、上場廃止はゴメンです(;´・ω・)
②ほったらかしで複利によって資産が増えてくれるから
15年以上の長期投資であれば分散されたインデックス投資に勝るものはないと信じています。過去の成績と、先人たちの書籍にも記されています。
③知識がなくてもできる
理論さえ理解できれば詳しい企業分析の知識は不要です。
その国の未来、世界中の未来に投資することは全人類の成長に投資するってことです。資本主義が続く限り、右肩上がりなのは理解できます。
高配当株投資のメリット
①米国の高配当の場合、広く分散されたETFが手数料低くて購入できるから
S&P500に連動している高配当ETFは、アメリカ全土の将来性を期待しつつ、配当金を得たいという願望を叶えてくれます。
さらに投資環境が整ったアメリカでは、優良なETFが手数料低く手に入るというありがたい現実。
②キャッシュフローは無作業で入ってくるから
インデックス投資と比べると、購入するタイミングが重要視される高配当株投資ですが、
アメリカの優良なETFなら、地味にドルコスト平均法で定期買い付けしていてもメリットは受けられそうです。
タイミングを図って全く持たないよりも、多少タイミングを外してもアメリカの優良なETFなら持っている方が、今の時代は利益を得られそうな気がしています。
さらに今は円安ですので、アメリカドルでの配当金は再投資して買い増していきたいと考えています。
結論:ローズタウンモーターズで学んだことは、投資初心者はインデックス投資と高配当ETFで十分ってこと
自分の身の丈に合わない投資手法はバカを見るだけです。
初心者は初心者なりに、インデックス投資をしながら相場環境に慣れる。
そして余力があれば高配当株投資で配当金の恩恵を受けつつ、企業分析のスキルを上げていく。
わかったことは、グロース株は個人の趣味ですね。
資産運用としてやるべきものじゃないことを実感しました。
ましては私のように、家族もいて住宅ローンも払って、というリスク許容度の低い段階でするような投資手法じゃなかったですね。。
反省(;”∀”)
そんなわけで、今では
- 非課税枠を使ってインデックス投資を行い
- 余剰資金があれば高配当株をコツコツ買い増す
という形に収まっています。
みなさんも投資の目的を見失わず、自分の心地よい投資環境を見つけてください(´ω`*)
以上、ご覧いただきありがとうございました。