- 今の日本の看護師の業務は多岐にわたりすぎてませんか?
- 看護師じゃなくてもいいような雑務が多すぎると思いませんか?
本来、看護師の最も重要な仕事は患者さんの身近にいて苦痛を和らげたり、患者さんのために援助することですよね?
そのための国家資格ですよね?
しかし現状では雑務に追われ、患者さんよりも記録や雑務に時間を奪われているケースが多いのが正直なところだと思います。
ただし近年、AIの進化によりこの問題もカバーできるのではないかと考えています。
AIによりさまざまな業務を効率化し、本来の看護師の仕事をサポートできるようになりました。
その利用方法として、現場の看護師の負担を減らすべく、具体的なAIの使い方を考えていきたいと思います。
今回は『カンファレンスや会議の書記を変わりにやってくれたらいいな~』という願望を実現しようという発想です。
現在ChatGPTには音声入力機能は備わっていないのですが、他のデバイスを利用して再現できるようなのでここに方法を共有したいと思います。
まずは看護師が書記をすることでのデメリット・負担について整理し、書記を代行してくれることによりメリットを記しておきます。
目次
看護師が会議やカンファレンスで書記をするデメリット・負担
- 書記の看護師は入力や筆記に気を取られて話し合いに参加できない
- 1人分の意見がなくなることでの話し合いの精度低下
- 会議・カンファレンス後に議事録として記録に残す手間
- 議事録の記載漏れ・記載間違いのリスク
書記1人分不参加と同じ
全員が話し合いに参加したいところなのに、書記として1人分とられてしまうのは大ダメージです。
患者さんは十人十色であるように、看護師も十人十色です。それぞれ異なる看護観や感じ方をもっています。
違った角度から意見を言う人は多い方が価値観が広がります。よって1人分の意見はすご~く貴重なのです。
議事録の手間
これは会議やカンファレンス後の仕事になるのです。しかし通常業務の合間に会議をすることが多い看護師は、結局業務後、つまり時間外に議事録をまとめることとなるのです。
これは看護師の負担ですし、精度にも欠けます。良いことなしです。
誤字脱字、入力漏れ
所詮人の手、人の耳。間違えることは仕方ありません。
これが超重要な部分だったら困ります。
また、聞き逃してしまった場合、気楽に聞き直せる雰囲気ならよいですが、、、そうではない雰囲気や関係性の場合も多々あります。
聞き逃したことにも気づかない場合もあります。人ですから(二度目)。
さらに1年目など経験年数が浅い場合、専門用語が理解できなかったり言っていることが意味不明な場合、全てを正確に記載することは困難です。(もちろんサポートがいますが、どちらにせよ手間と負担が大きいということです)
ChatGPTが書記を代行してくれた場合のメリット
では今度は音声入力機能でChatGPTが書記をしてくれた場合のメリットを考えてみましょう。
- スムーズな進行で会議時間の短縮化
- 雑談が減り緊張感と集中力が増す
- 全員参加のため多くの意見が集まり効果的な話し合いとなる
会議時間の短縮化
書記の記載を待つ時間が無くなります。
進行役もそうですが、意見を言う人まで書記の記載を待つ場合があります。
もしくは書記の方が「ちょっと待って、もう一度言ってください」のように時間を取る場合もあります。
それがなくなるのは大きな時間短縮ですね。
雑談が減る
意外と脱線するのが会議というもの。それは司会や参加者の問題でもありますが、そういう人ばかりではありません。
看護師は女性が多いこともあり、つい世間話になってしまうことも多々。。。
そんな中、音声入力となると全て文字化されてしまいますから、ムダな話はできなくなります。記録に残りますからね。
緊張感と集中力が嫌でも増すというものですw
全員参加で効果的な話し合いとなる
書記だった人が話し合いに参加することで会議が活性化し、話し合いのゴールへ向かう時間が短縮されることが予想されます。
〖注意点2つ〗音声入力機能を利用してChatGPTで書記を代行してもらう際に気を付けるべきこと
当然メリットだけではなく、注意しなくてはいけないこともあります。
- 音声の精度(誤字・間違った入力)
- プライバシーに関するの問題
音声の精度
音声を正しく拾ってくれるかということです。
これが成り立たないとそもそも書記を任せることができなくなります。事前にテストしたり、部屋の広さや声の大きさなど確認は必要です。
プライバシーの問題
プライバシーの保護にも十分に気を付ける必要があります。
仕事柄、患者さんのケースを例に出す場合も多いです。
部署が違う人の集まりの場合、共通認識ができていませんから、前提から説明することになります。
これが全て文字化してしまうと完全に個人情報となりますので、確認や添削が必要となります。
以上を踏まえた上で、音声入力を使ってChatGPTに情報を入力するための具体的な手順と必要な器材を整理していきます。
必要な器材
- スマートフォン、タブレット、またはマイクを備えたコンピューター: 現代のほとんどのデバイスには内蔵マイクがあります。
- インターネット接続: ChatGPTと連携するためにはインターネットへの接続が必要です。
- 音声認識機能を備えたソフトウェア: 例えば、Googleアシスタント、AppleのSiri、MicrosoftのCortanaなど。
具体的な手順
- デバイスの設定確認:
- スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで音声認識機能が有効になっていることを確認します。
- 必要に応じて音声認識ソフトウェアをインストールまたはアップデートします。
- 音声認識機能の使用:
- 音声認識機能を起動します。これは通常、特定のボタンを押すか、特定の「ウェイクワード」(例:「Hey Siri」、「Ok Google」)を言うことで行えます。
- 認識されるように、はっきりとした声で話します。
- テキスト入力の変換:
- 話した内容がテキストに変換され、デバイス上に表示されます。
- 必要に応じて、変換されたテキストを編集して正確さを確保します。
- ChatGPTへの入力:
- 変換されたテキストをChatGPTが使用されているプラットフォーム(ウェブサイト、アプリなど)の入力フィールドに貼り付けます。
- 送信ボタンを押してChatGPTに送信します。
- ChatGPTの応答の取得:
- ChatGPTが応答を生成します。
- 必要に応じてさらに質問を続けるか、得られた情報を使用します。
さいごに
ここまで言って申し訳ないのですが、これは1つのアイデアです。
実際にやった経験はありませんので保障はできません。m(__)m
前半のメリットなどは私の体験談から、看護師的視点で考えたものです。
後半の使用方法についてはChatGPTに投げかけて出てきた回答をそのまま掲載しています。
実際に上手く利用できたら幸いですが、あくまで「復職したら試してみたい」という願望も込めた記事でしたので誤解なきようにお願いいたします。