- 息子が学校に行かなくて困る…
- 休んでしまったらこの先ずっと休むんじゃないか…
- だから少し強引にでも学校に行かせます
そんなご家庭もあるでしょうね。
もちろん育児に正解はないので、それぞれのご家庭での対応がベストなんでしょう。
しかし私は思うのです。
それで子どもは幸せですか?
あなたは幸せですか?
と。
今の時代、交通事故、事件に巻き込まれるなどいろいろな不遇が考えられます。
いつ自分の身に降りかかるかわかりません。
また、自分の大事な人にも。
そう考えると、将来のために今を犠牲にする生き方はもう時代にあわないんじゃないかと考えています。
つまり、今を楽しむ積み重ねで人生を充実させていくということ。
私の息子は8歳になった小学校2年生です。
最近不登校で、10日に1回学校に行かれるかなって感じです。
朝は学校のことを考えると涙が出てしまうようです。
とくにいじめにあってるわけでもないようです。
今回は、
- 元看護師であり小児発達の知識もあり、
- ユマニチュードという対人関係の技術を学び、
- 育児本を読んでモンテッソーリを学んだ私
がそんな息子への考えと対応をご紹介します。
また、私は終末期看護の経験や、友人の突然の自殺、親のがん治療などから「生きること」と向き合ってきました。
そんな経験も含めての価値観をお伝えできればと思います。
不登校の理由を言語化するのって難しい
息子の中では「学校に行きたくない理由」がしっかりとあるのでしょう。
しかし、その理由を言語化するって相当難しいんじゃないかと思っています。
まだ小学校2年生。
そのぼんやりとしか表現できない理由とは裏腹に、はっきりと「学校には行きたくない」という結論はあります。
それを親がどれだけ受け入れるか。
子どもを信じて、子どもを優先できるか。
それが子どもと親の信頼関係の構築ってことなんでしょう。
子どもがやりたいことを応援する
私は子どもが泣いているのに学校に行かせることはできません。
それが正しいかどうかはさておき、私にとっては正解なのです。
だって「やりたくないことをやる人生」が楽しいわけないじゃないですか。
自分だってやりたくない仕事をやるのって苦痛ですよね。
という方もいるでしょう。
確かに我慢を覚えることは必要です。
しかし、
《自分のやりたいことの分野の中で努力や我慢は学べばいい》
と思いませんか?
例えば水泳が好きだとして、水泳の練習の中で努力や我慢を覚えることだってできますよね。
「学校に行くことが全て」ではないのです。
学びの環境はいくらでもある。
学びのチャンスはいくらでもある。
もちろん、今じゃなくてもいい。時には休憩も必要なのです。
子どもは親があれこれ言わなくても成長していけます。
安心して子どもを信じて待てばいい。という私の価値観です。
周りの子どもと比較しない
なぜ焦るのか。
それはきっと周りの子どもと比較しているからではないでしょうか。
- 同級生
- 近所の子、
- そして過去の自分
教育は引継ぎ。
どうしても自分の経験をベースに物事を考えがちです。
誰とも全く比較せず、フラットに自分の子どもだけを見ると何も心配いらないことが見えてきます。
だって、生きててくれて笑顔でいてくれたらそんなに嬉しいことないじゃないですか。
今ここに笑顔で子供がいてくれたらそれ以上の幸せはないですよね。
親の役割は子どもを後ろから応援すること|前に出て手を引くのではない
子どもは自分自身の将来の生き方を自分自身でつかんでいくでしょう。
いつか夢が出来て、目指す道が見えてきたら、その目指した道を全力でサポートしてあげるのが親の役割ってものです。
先頭を歩いてレールを引いてあげるのが親ではありません。
勝手に過去の自分と照らし合わせて「やりたくないこと」を強制するのはやめましょう。
子どもの内なる好奇心から出てきた「やりたいこと」を全力で応援してあげましょう☆
そんな気分で不登校の息子を見守っている親なのでした。